初代X5が登場してからもう15年。SUV=トラックのイメージだった大型SUV試乗でスポーティ・ユーティリティ・ビークルからSAV(スポーティ・アクティビティ・ビークル)という新しい価値観を作り出し、X5とX6は欧米諸国と新興国のロシア・中国で大きく販売を伸ばしました。そんなX5も2013年に3代目となりより大きくしかし大幅な軽量化より燃費と走りの性能に磨きがかかっています。
X5ボディサイズは全長×全幅×全高=4910mm×1940mm×1760mm、車重は2.2トンと日本で乗るには若干手に余るサイズですがその分室内はとても広く、走り出すとそのサイズ感を忘れるほどの運転フィーリングで根強いファンがいます。
今回で2代目となるクリーンディーゼルのストレート6は十分なパワーとトルクを発生。ディーゼルエンジンにありがちな「カラカラ音」も言われなくて乗ると気づかないほどの静粛性でもはや「ディーゼルだから・・・」と躊躇する理由も減っています。ディーゼルならではの大トルクでの扱いやすさは一度乗ると止められないほどのもの。車外に聞こえるエンジン音も十分に静かなのでこれだけ静粛性が高ければ深夜の住宅街でも気にせず乗れるほどです。クリーンディーゼルのストレート6は吹けあがりもガソリン版と遜色なく、長く付き合うにはBMW X5 xDrive35dはピッタリの車です。